はじめに|壊れたあと、生活を組み直すということ

どうして、こんなことになったんだろう。

順調に、生きてきたはずだったのに。

それなのに、あるきっかけで、
私は壊れてしまった。

最初は、軽い引っ越しうつのようなものから始まった。

結婚を機に、遠方へ転居。

友だちを離れた。
仕事を失った。

あれは、人生の基盤を、
夫に預けた瞬間だった。

それでも、多くの人は、
それを幸せに乗り越えていくのだろう。

私には、できなかった。

仕事を得て、一度は回復した。

けれど、そう上手くはいかなかった。

仕事は忙しかった。
会社の組織は、めちゃくちゃだった。

私の努力で、変えられるものではなかった。

閉塞感。
不安感。
やりきれない気持ち。

そして、
詰んだと思った。

壊れたあと、
私はすぐには動けなかった。

自分に何が起こっているのか、
よくわからなかった。

ひとつだけ、わかっていたことがある。

自分はもう、
元の世界には戻れないかもしれない、
ということだった。

焦りはなかった。

焦るということすら、
どこか遠くのことのように感じた。

ただ、

動けない。

その事実だけが、
そこにあった。

時間が過ぎた。

最初のきっかけから、
もうすぐ30年になる。

長い時間だった。

少しずつ、本当に少しずつ、
生活を整えてきた。

ガーデニングをしていた時期もあった。

そして、この数年。
自分の人生を、あらためて考え始めた。

生活も、
ゼロからスタートさせた。

これは、少しずつ。
失敗も繰り返しながら、
組み立ててきたものだ。

そして、
今も組み立て続けている。

このブログは、

壊れたあとに、
人生を手直ししていく過程を綴っています。

私のために。

そして、

壊れてしまった当事者の方。
その周囲にいる方。
揺らいでいる方。

そんな方々の
「小さな小径」になればいいなと思っています。


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静かに読んでいただけたら嬉しいです。

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